【ご来院の経緯】2年前から左の首の付け根~肩が痛み、首が回りにくく、その後に右肩が痛み、腕が上がりらなくなり整形外科に通院されていました。
また以前から両膝の痛みは時々あったものの、継続する痛みはなく、今回は1週間ほど前から階段を昇る時に左膝が痛むようになった。(階段は、1段づつ足をそろえて昇る状態)
〈初検時〉
・背中の関節:胸腰移行部 右回旋制限あり
・股関節:股関節屈曲 右膝部低位
パトリックテスト左右陽性
・腰の関節:右・左外傷性角加速度損傷+非荷重損傷の合併型と認定
・膝関節:左屈曲制限あり(HHD1横指)
・首の関節:頚胸移行部 右側屈制限あり
・右肩関節挙上制限あり
上記の関節を徒手整復(施術)により、まずは骨格の基礎となる腰(仙腸関節)を中心に、股関節、膝関節、首、肩の可動域の改善、疼痛緩和をはかる。
〈1回目〉骨格の基礎である仙腸関節を中心に施術を行う。
施術後には左膝も曲がるようになる。(階段の昇りは痛みが残る)
仙腸関節、股関節、膝関節の施術後には左の首から肩にかけての痛みは消失し、右肩の痛みも緩和し腕も上がるようになる。
➔左首・右肩の症状は仙腸関節に起因していたものと思われる。
引き続き仙腸関節、股関節、膝関節の施術で土台の安定をはかりつつ、首、肩の施術も並行して行う。
〈2回目〉
階段の昇りはゆっくりなら、1段づつ足を揃えなくても昇れる様になる。
右肩の可動域も改善する。
〈3回目〉
階段の昇りは、最後の最上段で痛む程度に改善する。
〈4回目~5回目〉
階段の昇りで違和感があるものの、以前より痛みは軽減する。
〈6回目〉
左膝の痛みは無くなり、階段の昇りも支障がないくらいに回復する。
現在、メンテナンスを含め1~2カ月に1回通院していただいております。





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